
「牡蠣が好物だけど、あたるのが怖くて食べられない、特に大事な日の前日には避けている」
こんな方はいらっしゃいませんか?
実は、牡蠣を食べて食中毒になる人は実はレアケースなんです。
とは言っても
「やっぱり牡蠣ってあたる?」
「どうやって食べたら安全なの?」
という疑問をお持ちですよね。
そこでこの記事では、食中毒にならず牡蠣を美味しく食べる方法というお悩みを、牡蠣焼きマニアの観点から解決します。
具体的には
・そもそもの原因
・本当に新鮮な牡蠣の見分け方
・実はスーパーよりも通販の方が美味
の順番にご紹介していきます。
4分くらいで読めますし、牡蠣に対する知識が劇的に覆される可能性が高いので、まずはご一読を!
そもそも牡蠣であたる原因は?

あたらない牡蠣の食事方法をお話しする前に、どうして牡蠣が食中毒の原因になるか見ていきましょう。
牡蠣に当たる原因として大きく三つです。
- 牡蠣が古い
- 生食用以外の牡蠣を食べた
- 加熱が不十分
生牡蠣の全てがダメとは言いませんが、生牡蠣は加熱した物に比べると「あたる」確立が上がります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
理由1.牡蠣が古い
確認して欲しいのは牡蠣自体が腐っていないかという点です。魚介類は総じて傷みやすい食品ですので、調理をする時は傷んでいないかきちんと確認しておきましょう。
特に量販店で売られている剥き身の牡蠣は注意した方が良いでしょう。パックに入った水が白濁に濁っていると、悪くなってきている証拠です。
また、牡蠣の貝柱は、鮮度が高いうちは半透明ですが、少し日が経ってくると乳白色や黄色っぽくなってくるので目安にして確認しておきましょう。
理由2.生食用以外の牡蠣を食べた
厚生労働省によると食中毒(ノロウイルス含む)の原因の1つにノロウイルスに汚染された二枚貝を食べたことがあげられています。
※厚生労働省ホームページより
二枚貝は大量の海水を取り込み、餌となるプランクトンなどを体内に残す仕組みになっているのですが、餌を取り込む際に海水中のノロウイルスも取り込むことがあり、食中毒の原因となりやすいのです。
ノロウイルスと言っても十分に加熱すれば食中毒を防げるのですが、特に生食用と表記がない牡蠣をそのまま食べるといった行動はやめておきましょう。食中毒になる可能性が高まります。
理由3.加熱が足りない
食中毒の原因となるウイルスの活動を失わせる手段として熱を加えることが有効です。
加熱が中途半端な場合、ノロウイルスなどに感染して食中毒になりやすいためしっかり加熱しましょう。食中毒は加熱不足から起きるケースがあります。
加熱の目安としては、中心部が85度から90度で、90秒以上の熱を加えて食べることがベストです。
本当に新鮮でおいしい牡蠣の見分け方は?

牡蠣であたる原因についてお話ししましたが、いよいよ牡蠣の鮮度について紹介していきます。鮮度が良いことは美味しさにも繋がりますが、新鮮であれば牡蠣にあたる確率も減らすことができますね。
ちなみに牡蠣は大きく分けて二種類あることをご存知ですか?
真牡蠣と岩牡蠣と呼ばれるものなのですが、冬場に旬を迎えるのが真牡蠣で、ほとんどが養殖で1~3年かけて育てられふっくら濃厚です。
岩牡蠣は天然ものもありますが、旬が夏です。6月~9月に水揚げされジューシーさが特徴になります。
それでは新鮮で美味しい牡蠣の見分け方ですが、いくつかのポイントをおさえれば簡単です!
まず、殻がついている牡蠣とむき身で、それぞれ着眼点が異なります。
殻付き牡蠣は厚くて口がしっかり閉じてると新鮮
殻付きの牡蠣は、口を見ておけば分かります。
口がしっかり閉じているものが新鮮な良い牡蠣です。
さらに、厚みと幅があればなお良く、傷が少ないのも弱っていない証拠ですので全体のボディも見てあげてください。
<新鮮で美味しい”殻付き”牡蠣の見分け方>
- 口がしっかり閉じているか
- 殻が厚くて幅があるか
- 外殻に傷がついていないか
むき身の牡蠣は貝柱が半透明でひらひらが黒だと新鮮
量販店でよく売られている剥き身の牡蠣は、貝柱が半透明かどうかで鮮度を確認します。身がぷっくりと弾力を持っていて全体的にクリーム色をしたものがおすすめです。
また、牡蠣の一番外側にひらひらとした黒いレース部分(外套膜)がありますが、黒ければ黒いほど鮮度も高い牡蠣になります。
水につけられているのであれば、水の色が白濁ににごっているものは時間が経ちつつあるので注意しましょう。
<新鮮で美味しい”むき身”牡蠣の見分け方>
- 貝柱が半透明になっているか
- 身がぷっくりと弾力があってクリーム色
- レース部分の黒色が濃い
- パックの水が白濁ではない(白濁だと注意)
スーパーで手に入る牡蠣より通販のほうがいいってホント?

スーパーのような販売店でも剥き身の牡蠣や殻付き牡蠣を購入できますが、実は通販の牡蠣の方が新鮮です。
水揚げからお店に到着するまで輸送など様々な場所を経由していますから時間がかかりますよね。何より私たちの手元に来るまでの仲介業者、輸送、陳列といった流れの中で鮮度が落ちていきますから鮮度も低め。
一方、通販では水揚げしてすぐに箱詰めし、スーパーなどは通らず自宅まで宅配してくれるので鮮度を保つことが可能です。中には養殖場から直接自宅に届けられるケースもあるため、手元に来たときの鮮度は店頭販売とは段違いなんですよ。
まとめ

牡蠣を食べるからといって、必ず食中毒になるわけではありません。加熱といった調理方法を守り、鮮度の高い生食用の牡蠣を食べると食中毒になる確率は低くなります。ぷりっぷりの牡蠣を怯えずに食べることができるのなら嬉しいですよね。
また、鮮度が良い牡蠣が手に入る通販はボタン一つで購入できますし、自宅まで配送業者の人が届けてくれます。
家で食べるさいは、ぜひ産地から送られた牡蠣を楽しんでみてください。
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